モネ展〜「印象、日の出」は10/18まで!東京都美術館〜

「マルモッタン・モネ美術館所蔵 モネ展「印象、日の出」から「睡蓮」まで」2015.9.19-12.13【東京都美術館】
《前期》2015.9.19-10.18(「印象、日の出」を展示)
《後期》2015.10.20-12.13(「ヨーロッパ橋、サン=ラザール駅」を展示)

モネチラシ0847

「陽の光の一瞬の美しさ」や「ゆったりと水面に映る柳」や「清々しくチューリップ畑を渡る風」がそこにある。モネの絵には、モネが見た美しいものが描かれていた。

〝もっととらえたい〟そう思い、近づくと、とたんに形そのもの見失ってしまう。今まで、光であり、水面に映える木々であり、花であったものが、一瞬にして絵の具に戻ってしまう。

この時の感覚は、どこかで経験したことがあるように思うが、なんだろう。そうか、流れる時と自然のきらめき。この関係に似ている、そんな気がした。

モネ展入口0791

モネ( =クロード・モネ(1840-1926))は、若い頃、カリカチュア(風刺画)と描いていたのだそうだ。その絵を売って得たお金をもとに、本格的に画家を目指してパリへ行ったのだという。

画家・ブーダンが、モネの才能を見出し、外に出て絵を描きなさいと言ったエピソードは聞いたことがあったのだが、実際に目にしたモネのカリカチュアは、ある意味、衝撃であった。

色を捉えるモネの代表的な作品とはまるで正反対ながら、確かに才能というものを感じさせる、精緻な線画とインパクトのある構図。強烈に惹きつけられる何か、がある。

現代であれば、生まれながらにして絵が上手く、マンガ好きな少年・・・そんな印象を強くした。

モネ展外観0792

 

才能溢れる画家でありながら、家庭や友人や恩人も大切にする、人としての安定感を感じさせるモネ。

それなのに、印象派を代表的する存在になり、晩年まで現象を追求した前衛的ともいえる作品を描くモネ。

一見相反するようなイメージを両立させているのは、知性か、感性か。

感じるまま、見るままに捉える、それだけに集中したモネの眼。その凄さに、心を奪われる「モネ展」。

ずっと見ていたい、そう思わせる《印象、日の出》が忘れられない  。

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東京都美術館
東京都台東区上野公園8-36
http://www.tobikan.jp

《巡回》東京都美術館/2015.9.19-12.13
    福岡市美術館/2015.12.22-2016.2.21
    京都市美術館/2016.3.1-5.8
    新潟県立近代美術館/2016.6.4-8.21
⭐︎「かっこいいモネ。」ラテは、上野駅公園口のカフェで