【アートな1冊】なぜか何度も読み返したくなる「ねこじたなのにお茶がすき」

「ねこじたなのにお茶がすき」
今江祥智  文/ささめやゆき  絵
(淡交社 2010年)

かわいい絵とちょっぴり不思議なおはなし。小さな頃に読んでもらった本は、どうして長く記憶に残っているのだろう。子どもにとって、そんな1冊になりそうな絵本が「ねこじたなのにお茶がすき」。

気むずかしそうな「じいさま」とねこじたの「ねこ」。そんな“ふたり”の心温まる交流がかわいらしい。
そして、おはなしの中には、大切にしたい茶の湯の心もちらりと。

絵とおはなしで出来上がる
絵本だからできること。

読みきかせは3才くらいから、ひとり読みは小学校低学年から、とある。
子どもが触れる絵本のラインナップに加えてみたい1冊。