岡本太郎の樹〜自宅兼アトリエで感じる、生命と対峙する画家の確信〜

「岡本太郎の樹」2015.6.17-10.25【岡本太郎記念館】

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岡本太郎氏は、ガラス越しの展示を嫌ったのだそう。展覧会で作品が傷つけられた時も、「傷がつけば、俺が自ら直してやる」そう言ったのだという。

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東京・青山の自宅兼アトリエであった場所に、岡本太郎記念館はある。受付で「撮影はできます!」とはっきりと言われ、驚いたのだが、岡本太郎氏であれば、きっとそう言ったに違いない。

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「樹」というテーマを描き続けたという岡本太郎。天にのびていく生命のダイナミズム。それは、人と天が交流する回路。石の対立物でもある。

岡本太郎の作品は、原始の力強さと生命への確信を持ってそこに存在する。そこには、まったく迷いが感じられない。説明もないのに、そのことを実感する不思議。生命と真剣に向き合っているから、作品そのものが力を持つ、これが芸術なのか。

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帰り道、青山通りでは「こどもの樹」に、渋谷駅では壁画「明日の神話」に出会った。それは、これまで何度も目にしてきた作品だった。その前を、毎日多くの人が通り過ぎている。若者で溢れる東京の地に、岡本太郎のおおきな存在感と生命への愛が、今も根ざしていることを知った。

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岡本太郎記念館
東京都港区南青山6-1-19
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