【見逃しシネマ】言葉の端々やファッションまでも堪能したい「ミッドナイト・イン・パリ」

映画『ミッドナイト・イン・パリ』(2011年 スペイン・アメリカ)


ハリウッドの脚本家ギルは、婚約者と彼女の両親とともにパリに滞在中。そんな彼が、真夜中の街で迷い込んだ先は、1920年代のパリだった――。

非現実的で夢のような時間を楽しむ、映画『ミッドナイト・イン・パリ』。リラックスして観ることができて、現実に疲れた今にも真夜中の魔法をかけてくれそうなロマンティック・コメディだ。

本編には、ヘミングウェイ、ピカソ、ダリをはじめ、著名な作家や画家が続々登場。スターばかりが登場するので、見逃すことができない気持ちになる。

偉人たちが繰り広げるユニークでありながらエスプリの効いた会話や、現代と過去を象徴するファッション。世界中から芸術家がやってくる憧れのパリには、主人公ならずとも魅了されるはず。
ディテールや言葉の端々に宿るもの、その存在を心から楽しみたい映画。

ウディ・アレンが脚本・監督を務める本作は、第64回カンヌ国際映画祭でオープニング作品として上映され、第84回アカデミー賞で脚本賞を受賞した。

映画鑑賞後にほのぼのとした気持ちになる、1日の終わりに楽しみたいファンタジーだ。

ミッドナイト・イン・パリ(吹替版)